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導入事例
「エグゼムズwithA」導入事例 秋田キャッスルホテルさま

ホテルが求める快適性を守りながら、
任せきりのデマンド管理で、
年間約400万円の基本料金を削減

お客さまが過ごす空間の快適性を至上命題とするホテルで、空調にかかる電気料金を削減することは可能なのでしょうか?コロナ禍に売上が減少し、効果的なコスト削減策を模索していた秋田キャッスルホテルさまは、解決策として「エグゼムズwith A」を導入しました。サービス導入の経緯、導入後の成果について、秋田キャッスルホテルの管理部で次長を務める川上さまと、東北電力 秋田支店で法人営業を担う沢目に話を聞きました。

株式会社
秋田キャッスルホテル

管理部 次長

川上淳平さま

東北電力株式会社

秋田支店
販売本部 法人営業グループ

沢目大弥

index

導入前の課題
デマンド監視はできても、手動では制御しきれない
導入の決め手
電気代の削減額が具体的に見えた
運用状況
任せきりでデマンド管理し、ホテルの快適性も維持
導入効果
年間約400万円の基本料金を削減

導入前の課題

デマンド監視はできても、手動では制御しきれない

――「エグゼムズwith A」導入前、電力料金についてどのような課題を抱えていたのでしょうか?

川上氏:秋田キャッスルホテルでは、コロナ禍において売上が落ち込み、コスト削減が大きな経営課題となっていました。特に電気料金の比重が大きかったことから、節電の取り組みを実施していました。デマンド監視機器はもともと導入していたため、契約電力を超えそうになるとアラートが鳴るのですが、その度に設備の担当者へ連絡し、空調を止めたり設定温度を変更したりといった対応方法です。暑い日や寒い日は特に管理に気を配っていましたが、担当者も他の設備の点検や空調のフィルター清掃や水回りの対応など多くの業務を抱えています。繁忙期になると対応に追われ、抑制が行き届かず、契約電力を超えてしまうこともありました。

導入の決め手

電気代の削減額が具体的に見えた

――「エグゼムズwith A」に興味を持ったきっかけを教えてください。またどのような点に特に魅力を感じられましたか?

川上氏:コストとして大きかった電気代の削減方法を模索する中、「どうにかなりませんか?」と東北電力さんにご相談したところ、「エグゼムズwith A」をご提案いただきました。その際、他社の事例でも効果が上がっているという具体的なお話を伺い、興味を持ちました。また、契約電力を抑えて基本料金を下げることが、年間を通した固定費の削減になるという点がコスト削減策として明確で、これなら上層部にも説明しやすいと心強く感じたことも覚えています。さらに、手動でのデマンド抑制は設備担当者の大きな負担となっていたため、デマンド抑制が自動でできることも、私たちにとっては重要なポイントでした。

正直、東北電力さんは電気を売って収益を上げる企業さんというイメージがあったので、節電のご相談をしてもいいのかと、最初は迷いながらお声がけをさせていただきました。その東北電力さんから、使用電力を制御するソリューションをご提案いただいたことには、驚きがありましたね。

沢目:東北電力としては、当然電気をたくさんお使いいただくことで収益を得られるという部分はありますが、事業を営む一番の目的は、お客さまのお役に立つことです。目先の収益だけでなく、お客さまとの関係を中長期的に見据え、10年先も20年先も事業のパートナーとして選んでいただくことを目指しています。

――数あるサービスの中から、エグゼムズwith Aを選ばれた決め手を教えてください

川上氏:まず、これまで人の手で対応していたアナログな空調管理による手間が、自動制御によってほぼゼロになるという点から、導入にはかなり前向きになっていました。最終的な決め手となったのは、何度も現地調査をしていただいた結果、設置によるメリットが大きいとの報告をいただいたことです。

沢目:導入メリットに関しては、基本料金の削減額をシミュレーションし、具体的な数字を提案書としてお示しさせていただきました。1年間の固定費となる基本料金は、30分ごとのデマンドの最大値に基づき双方協議により決まるものです。そのため、秋田キャッスルホテルさまから過去1年間のデマンドの実績データをお預かりして、契約電力を超えて基本料金を押し上げてしまっていたポイントを分析することで、可能な削減額を算出していきました。

電力量料金は使用量に応じて変動してしまうため、削減額を明確に提示することは難しいのですが、基本料金という1年間の固定費は削減額が具体的にシミュレーションできるため、お客さまにもご安心いただきやすいです。

運用状況

任せきりでデマンド管理し、ホテルの快適性も維持

――エグゼムズwith Aの導入プロセスと運用状況について教えてください

川上氏:導入は、室外機に専用の端末を設置するだけでした。端末の台数が多かったものの、設置工事自体は3日ほどで完了しましたし、設備に負担をかけることもありませんでした。また日々の運用に関しては、デマンドを超えそうになると必ずアラートが鳴るので、その際にスマホやPCの画面で電力の使用状況をリアルタイムに確認することができます。その時点で自動制御がかかるため、設備管理者がかけつけて人手で空調を調整するということはありません。「エグゼムズwith A」の自動制御に任せたまま、30分後にまた画面を見ると、しっかりとデマンドが抑制されたことを確認できます。制御端末は室外機ごとに6機つけているのですが、4段階のうち何段階までの制御がかかり、合計で何パーセントの出力が制限されたかまで、すぐに確認することができます。

アラートの頻度としては夏と冬が多く、特に暑い時期は午前中から夕方まで1日中アラートが鳴りっぱなしという日もあります。それだけ「エグゼムズwith A」がデマンド超過から守ってくれているのだなと、頼もしく感じますね。

ちなみに、一度だけエアコンが1台故障してしまったことがありました。その影響で、他のエアコンがフル稼働する形になり、結果としてデマンド制御が強くかかって(デマンドが強く抑制されて)しまい、お客さまからクレームが入ってしまったことがありました。その際、東北電力さんに連絡するとすぐにかけつけてくださり、一時的に制御を無効化してくださいました。何か困ったことがあっても、東北電力に連絡すればサポートしてもらえるという安心感があります。

沢目:その際は、私も技術担当者と一緒に向かいました。「エグゼムズwith A」で制御をかける時は、クラウドから室外機の端末へ制御信号を送るのですが、その信号を出さないようにするだけですので、機器を外すといった工事は必要なく、すぐに対応させていただきました。

導入効果

年間約400万円の基本料金を削減

――「エグゼムズwith A」を導入したことで、電気代はどのように変化しましたか?

川上氏:昨今の猛暑により電力使用量は増えたものの、デマンドをうまく抑えられたことでピークが下がり、基本料金の削減につながりました。「エグゼムズwith A」導入前と比較すると、年間で400万円程度の基本料金の削減ができています。導入にあたって初期投資はかからず、お支払いするのは月額利用料だけです。月額利用料と削減額を天秤にかけても、かなり大きなコスト削減が実現できています。

そして、これだけのコスト削減を実現しながら、ホテルとして妥協できない快適性を損ねることはありません。宴会場のロビー、従業員が使用する事務室などで自動制御を運用していますが、1日中制御がかかっている時でも、お客さまや従業員から苦情が来ることもなく、快適性を維持できています。デマンドの監視と予測に応じて、制御も4段階で自動調整される機能が、ホテルを運営する私たちにとって大きな意味を持っています。これまでは人の手でデマンド管理を行っていたため、数ある空調の中でどこを調整すれば、どれだけデマンドを抑制できるのかは、あくまで現場での判断となっておりました。アラートが鳴ったタイミングで、電力使用量が大きそうで、かつお客さまへの影響が小さそうな空調を、経験値をもとに手動で制御していました。現地調査の際に、機器を選定していただき、自動制御により手間もコストも削減できることが魅力でした。

――「エグゼムズwith A」の運用や機能について、今後期待することはありますか?

川上氏:今の時点で、「エグゼムズwith A」の機能やサポートには十分満足していますが、あえて言えば、今後はデータの蓄積を活かしたさらなる省エネ提案など、より踏み込んだ運用支援に期待しています。例えば、1日の電力使用量を分析することで、基本料金のさらなる削減のご提案などは、可能なのでしょうか?

沢目:昨今の猛暑で夏場がピークになってしまうため、空調の自動制御でこれ以上の削減を目指すのは、現時点では難しいかもしれません。一方で、「エグゼムズwith A」はホテル全体の電力使用量を可視化できるサービスですから、空調以外の機器でデマンド抑制効果が見込めるところが見つかれば、さらなる抑制のサポートも可能だと考えています。

川上氏:「エグゼムズwith A」によって快適性を維持しながらピーク電力の抑制を継続し、安定した設備運営と省エネルギーの両立を目指していきます。 これからもよろしくお願いします。

沢目:こちらこそ、よろしくお願いいたします。

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